オカリナ日和っ

ネクソンのオンラインゲーム TWのルシアンへの愛と妄想を語るブログです

真夜中ココア・・・(1)

 時計の針は夜の11時を過ぎた頃かな?

僕は一人で部屋のベットにいた。ルームメイトのボリスはイソレットに手紙で呼び出されたみたいで、そっと部屋を抜け出していった。

(イソレットって人に再会してから、ボリスそっけなくなったよな・・・チェ)

そんな独り言をつぶやいて、ふとランジエの事が頭をよぎった。

ランジエも恋人が出来たら、僕にそっけなくなる?遊んでくれなくなる?

うーーん、気になる・・・このままじゃ眠れないよ。

ランジエまだ起きてるかな・・・?おしゃべりしに行ってもいいかな?

会いたいって思うと止められなくて、僕もそっと部屋を出ることにした。

 

 

 

 ・・・もう23時か、早いな。

制服のまま寮の自室で本を読んでいると時間が経つのを忘れてしまう。

幸い、ルームメイトがいないため、明かりを気にする必要はない。キリのいいところまで読んで、寝る支度をしよう。そう思っているとドアノブをガチャガチャと回す音が聞こえた。ドキリとして警戒したが、続いて聞こえてきた声に気が抜けた。

「あれ?開かないよ?ランジエー 起きてる?開けてー?」

・・・・この声はルシアンか・・・

 

 

そっとドアを開けると、やはりルシアンだった。

彼は淡いブルーのパジャマに白いカーディガンを羽織った姿で立っていた。

「えへへ、ちょっとおしゃべりしたくて来ちゃったんだ いいでしょ?」

「分かりました、とりあえず入って下さい」

廊下で騒がれて他の生徒に教師を呼ばれても困る。

一人部屋で椅子も一脚しかないため、ベッドに座ってもらった。

「こんな時間にどうしたんですか?何かありましたか?」

珍しくルシアンは言いにくそうにもじもじしていた。

「そうい云えば、ボリスはどうしたのですか?よく外出を咎められませんでしたね」

あのボリスがいれば、ルシアンを止めていただろう。

「ボリスね、イソレットに呼び出されたみたいでさ、外に行ってるんだよ」

ルシアンは少し拗ねたように、そう答えた。

「ボリスってば、最近そっけないんだよ 遊びに誘っても断ってくる・・・」

「それで寂しくて、私の所に来たのですか?」

私はボリスの代用品なんだろうか?苛立ちを感じながら彼の言葉を遮った。

そんな私をじっと見て、ルシアンは続けた。

「違うよ、ランジエ」

「僕ね、ランジエも恋人が出来たら僕ともう遊んでくれないのかなって思ってさ・・・」

「そんなこと思ってたら、不安になっちゃって・・・会って話したかったんだ」

「ねぇランジエ・・・恋人いるの?」

・・・思ってもみなかった事を言われた。

「いいえ、いません 考えたこともありません」

革命を願い活動してきた私だ。そんな時間があるはずもない。

しかし、ルシアンに出会って私も変わりつつある。

彼は興味を引く物を見つけると、私を探して、私の手を引いて連れて行く。

最初は迷惑に思っていた。時間を割かれることにも、共感を強要されることにも。

そして、ある日気付いた。彼は自分が興味を持ったものでなく私が気に入りそうなものを探していることに。

何故かと問いかけると、

「僕、ランジエの事好きだからもっと仲良くなりたいんだ」

そう答えた。ルシアンが暖かい手を差し伸べてくれることが、私の楽しみになっていった。

 

「そっか、いないんだね。エヘヘ・・・安心しちゃった」

ルシアンは無邪気な笑顔を向けな笑た。

私も彼に確認したいことがある。

私はベットに向かい、ルシアンの隣に座った

 

長くなりそうなんで続きはまた今度