オカリナ日和っ

ネクソンのオンラインゲーム TWのルシアンへの愛と妄想を語るブログです

ノートの隅には

 そういえば、ランジエからだったかな?

 

 いつか忘れちゃったけど、ランジエから

「眠ってしまったので、ノートを見せて下さい」って頼まれたんだよね。

ランジエって完璧そうに見えるからびっくりしたけど、僕を頼ってくれたのが嬉しかったな。

「もちろんいいよー えへへ」

そう言ってノートを渡したっけ。

 数時間後のランチタイムに、僕のノートは返ってきたんだ。

「一緒に昼食をとりませんか?ノートを貸して下さったお礼をしたいんです」

そう誘われて、僕達は中庭に出てランジエが用意してくれたサンドイッチを食べたんだ。

 いつもは、ボリスも一緒なんだけどね。でもその日はランジエからのお礼だから二人だったんだ。

デザートは僕の大好きなバナナ入りカップケーキ。

「わぁ、僕の好きなものばっかりだ ランジエすごい」

「お礼の気持ちです 召し上がって下さい」

どれもすっごく美味しかったよ。

そしてノートの隅に

(今日はありがとうございました。またこの様なことがあれば頼らせて下さい)

って書いてあったんだ。

僕、大切な人とは助け合っていきたいし、頼りにされてるのが嬉しくてさ。

そのページはそのまま何も書かないで大事にしてるんだ。

それから、ノートの貸し借りするようになったんだ。

返す時は、ノートの隅にちょっとメッセージ書いてるんだよ。

昨日あったこととか、今日の予定とか、たいしたことじゃないんだけどね。

でも僕は、それが楽しみなんだよね・・・・って聞いてる?

「ねぇ、ミラさんってばっ」

 

「あ、うん、聞いてるってば・・・ルシアン」

改めて名前を呼ばれて、私は何から聞くべきか考え始めた。

いろいろツッコミどころの多い話だ。

そもそも、ノートを借りたその日の昼食を用意していた時点で気付くべきなのだが・・・

「で、ルシアン、今はランジエと二人で昼食に行ってるのか?」

とりあえず、気になったところから聞くことにした。

「何時もってわけじゃないけどさ・・・二人のことが多いかな」

「だって、ノートのお礼なんだもん 他の人を呼ぶわけにいかないでしょ?」

まぁ、それはそうなんだが。

 しかし、ランジエ アイツの戦略には驚いたな。

さりげなくボリスからルシアンを引き離して、餌付け・・・じゃなくて、一緒にランチに行く習慣をつけさせるなんて。

あえて人目に付く中庭に行くのも、他のヤツに対する牽制なんだろうな。

ルシアンの好物を調べたりと、行動に移す前の情報収集も完璧らしい。

(恐ろしいヤツ、敵に回したくないタイプだな・・・)

「・・・でね、僕これからランジエを一緒にカフェに行くんだ」

「ランジエが美味しいバナナケーキが今日からメニューに入るって教えてくれたんだっ えへへ、楽しみだな」

ルシアンの能天気な声が遠く聞こえた。

「そっか、気をつけて行ってこいよ」

それだけ言って手を振った。

「ランジエと一緒だから大丈夫だよっ じゃあね、ミラさーん」

ルシアンは元気に手を振り返してくれた。

そんなルシアンを見ながら私は

(その天然で乗り切れよ・・・)そう呟いた。

 

私のランジエのイメージってこんな感じです

ほっとくとアホっぽい Sな人に傾きます

誰か助けてください(;´д`)