オカリナ日和っ

ネクソンのオンラインゲーム TWのルシアンへの愛と妄想を語るブログです

小さなライバル襲来・・・(1) ※マキルシ

※マキルシです(もう付き合ってるらしい) 

 他のランルシSSとの連続性は無いです

 なんで、ルシがランジとマキシの二股!とかじゃなくて

 それはソレ、これはコレです おk?

 

 退屈な授業を適当に流して、やっと昼メシの時間になった。

「マキシミン、一緒にお昼食べようよっ」

俺に声をかけてきたのは、まだ付き合いだして間もない恋人のルシアン。

さらさらの金髪も吸い込まれそうな青い瞳も眩しくて綺麗・・・ではあるが、

コイツのアホさと天然さで台無しになってる。と他のヤツは思ってるはず。

でも、コイツは意外と怖がりで、繊細で、手先も器用で料理も美味かったりする。

そう云う可愛いトコは俺だけ知ってればいい。

「おぅ、いいぜ 中庭にでも出るか」

ルシアンの方から誘われるのが嬉しくて、つい横柄な言葉で返してしまう。

 

 二人で中庭に出て、薬草の菜園側に陣取る。

ここは日差しもあって気持ちいい割に、人があまり来なくて気に入ってる。

「今日のお弁当、僕が作ったんだよ 凄いだろ、えへへ」

ルシアンは嬉しそうにランチボックスを広げる。

中はサラダやらローストビーフやら、豪華で栄養バランスも良さそうな中身だった。

「お前がか?腹壊さないといいんだがな」

もう、ルシアンの手料理が美味いのは知ってるが、ついからかってしまう。

 

 二人で食べ始めると、どこからか白い仔猫が寄ってきた。

この学園内には何匹か猫がいるんだが、その中の一匹だろうな。

「わぁ、可愛いな」

ルシアンは喜んで仔猫を抱き上げた。

「マキシミンも撫でてみる?コイツ人懐っこくて可愛いよ」

いつもの無防備な笑顔で俺に聞いてくる。

「あ?いいよ 猫よりメシだ」

そう言って俺はルシアンを横目に昼メシを食べ始めた。

猫をじゃらして遊ぶ姿も可愛いじゃねぇか・・・とか馬鹿なことを考えながら。

 

「この猫も野良かな?首輪してない・・・かな?」

とか言いながらルシアンが猫を目線近くまで抱き上げたとき、それは起こった。

子猫がルシアンの唇をペロッと舐めやがった・・・。

「ん!」とか言ってルシアンも驚いてたが、それだけだった。

な、何しやがる、この泥棒猫めっ。

コイツは、こんなだけど俺にとっては大事な恋人なんだよ。

人の大事なモノに手ぇ出しやがって・・・

「おいルシアン 何してんだよっ」

ついルシアンにも当たってしまう。

「え?何って・・・何が?」泥棒猫を抱いたままキョトンとした顔で答えるルシアン。

何が?じゃないだろう。

チッっと舌打ちして、俺は制服の袖でルシアンの唇を拭った。

ハンカチとか持ち歩かない俺には他に思いつかなかった。

「痛っ、痛いってばマキシミン どうしたんだよ」

流石のルシアンも不服そうな顔をしている。

そして、そのルシアンの胸元に抱きかかえられてる仔猫が勝ち誇ったように俺を見下した・・・ように見えた。

 

続きは次の更新で(´・ω・`)

マキルシはランルシよりアホっぽい方が好みです。