オカリナ日和っ

ネクソンのオンラインゲーム TWのルシアンへの愛と妄想を語るブログです

小さなライバル襲来・・・(2)※マキルシ

 

前回のつづきから

 こんの泥棒猫めっ、いつまで俺のルシアンにくっついてるつもりだ。

俺が睨んだことろで仔猫は気にすることなく、今度はルシアンの指をペロペロと舐めだした。

「こら、くすぐったいじゃないか」

笑いながら、ルシアンは頬を緩ませてやがる。

ルシアンの機嫌は治ったみたいだが、気に入らねぇ・・・

「おいルシアン、いい加減そいつを放してメシ食えよな 時間なくなるぞ」

「あ、そうだった 楽しくってつい、えへへ」

ルシアンが手を放しても猫は逃げなかった。

逃げないどころか、猫は図々しくもルシアンの膝、と云うか太ももの上で丸くなった。

・・・チッとまた舌打ちして、俺はルシアンの腕を引いて抱き寄せた。

抱き寄せて、そのままルシアンの顎を摘んで上を向かせて唇を奪った。

「ん・ぁ・・・」

状況を理解してルシアンが抵抗しようとするが、もう片方の手で押さえ込んだ。

悪いが、体格差もあるし力じゃ負けない。

柔らかくて、暖かい唇を味わって、そっと離した。

「はぁ・・・びっくりした 何なんだよ、いきなり」

ルシアンは真っ赤になっていた。

「・・・消毒だよ、さっきの」

「さっきの?・・・まさか、この仔猫の?」

悪いかよ、猫にだってお前を取られたくないんだよ・・・なんて言えないけど。

「・・・・いいだろ、別に」

勝手なことして不貞腐れてる、カッコ悪い俺にルシアンは顔を寄せて囁いた。

「マキシミン、僕は君が大好きだよ わかんないの?」

えへへ、と笑顔で言ってくれたこの言葉が嬉しかった。

この笑顔を見て思うんだ。

俺たちは、喧嘩もするだろうけどずっと仲良く過ごせるだろうって・・・

「おい、今日はデザート無いのか?」

普段はルシアン好みの甘い菓子が2個入ってるんだが。

「あ、忘れて来ちゃった チョコクッキーも作ったのに」

残念がるルシアンだが、俺はその隣でほくそ笑み、耳元で囁いた。

「ふーん、そりゃ残念だな じゃあ今日のデザートはお前ってことか」

「え? えぇ・・」

流石のルシアンでも意味が判ったのか、赤くなって俺から視線を外した。

だが逃げはしない。まぁ、逃がさないけどな。

「嫌じゃないだろ?」

強引に抱き寄せるのも良いが、あえて了解を取るもの楽しいものだ。

「うん・・」

ルシアンは小さく頷いて目を閉じた。・・・素直で可愛いヤツだ。

それを合図にルシアンを抱き寄せてキスした。

ルシアンはまだキスに慣れてなくて、舌を進入させるとピクッと体を震わせた。

さっきの消毒と違って、今度は互いの舌を絡める深いキス。

コイツはまだ下手でおずおずと俺の舌に触れるくらいだが、懸命にしてるのが分かるし可愛く思えてくる。

「ん・・ふぁ・・」

聞こえてくるルシアンの甘い吐息も、柔らかい唇も舌も全部愛しいし、俺だけのものだ。

満足するまでルシアンを味わって、唇を離した。

「ごちそーさん 旨いデザートだったぜ」

そして小声で付け加えた。

「まだ足りなかったか・・・?」

ニヤッと笑って言ってやった。

「ん・・・マキシミンのバカ・・」

息を整えてからルシアンが言い返した。まだ顔は赤いままだ。

バカで結構だよ、お前がずっと隣に居てくれるなら。

優しい日差しの中、俺たちは一緒に過ごせる幸せを感じていた。

 

何と云うBL展開w

そして、引っ張っておいてキスだけとか、もうね・・・(。-_-。)

でもマキルシ楽しかったです