オカリナ日和っ

ネクソンのオンラインゲーム TWのルシアンへの愛と妄想を語るブログです

そして、思い出作りに

※今回はマキルシです

  

 気がつけば、アイツの誕生日まで後一ヶ月を切っていた・・・。
アイツ、ルシアンと付き合いだして初めての誕生日だし、何か記念になるものをプレゼントしたい。
が、俺には金がない・・・。
どうするかなぁ。以前のように『ロウソクを準備した』なんて云うつもりはない。
まぁ、バカなルシアンはそれでも喜ぶだろうけどな。
他のヤツがしてたみたいに、ベリーでも取るか?
でも食ったら無くなるものじゃなくて、ちゃんと残るものがいい。
そして、俺の財布にも優しいものがいい・・・都合良すぎるか。
ルシアンの欲しがるものも思いつかないし、会ったら本人に聞いてみるかな。
俺はルシアンと待ち合わせてるカフェに向かった。

「あ、マキシミーン、こっちこっちー」
すでにカフェに来てたルシアンが立ち上がって手を振って俺を呼んでくれた。
人前でこんなガキみたいな態度しやがって・・・恥ずかしいけど、何か嬉しい。
「よぉ、元気だな、お前は」
素直に嬉しい、なんて言う気は俺にはない。
「なぁ、ルシアン お前さ、今欲しい物ってあるか?・・・もうすぐお前の誕生日だろ?」
単刀直入に聞くのが早いだろう。・・・用意しやすいものを言ってくれよ?
「僕の欲しいもの?うーん、今は特にないなぁ」
ある意味、俺の想像通りの答えが返ってきた。
ルシアンは坊ちゃんだ。昔から豪勢なプレゼント貰い続けてきたらしい。
(きっと手に入らなかった物なんてないんだろうな・・・)
金持ちなんて・・・と、考えてた俺の横でルシアンが明るい声が言った。
「僕ね、マキシミンが居てくれたら、それが一番嬉しいんだ」
「だから、マキシミン、ちゃんと予定開けてよねっ 僕ケーキ準備するからさっ」
・・・何言ってんだよ、この坊ちゃんは・・・
「バーカっ 一緒にいるよ、当たり前だろ この俺が祝ってやるって言ってんだから」
俺は照れ隠しに、ルシアンの金髪を手でくしゃくしゃにしてやった。
相変わらず、指通りの良い綺麗な髪だ。
「わっわっ、何するんだよ、マキシミンーーっ」
「ククッ、まいったか、ルシアン」
付き合って間もないが、知り合って長い俺たちだ。こんな遣り取りもいつものこと。
ふざけたあと、他の客から見えない様にそっとルシアンの手を握った。
「祝う為に、何か贈りたいんだよ 俺がさ」
ルシアンは手を握られて、照れたのか少し赤くなっていた。
「ありがとう、マキシミン 僕ね、マキシミンからなら何でも嬉しいよ」
・・・可愛いヤツめ。
でもプレゼント何にすっかなー・・
そのつぶやきが聞こえてしまったのか、ルシアンから提案があった。
「じゃあさ、10周年イベント一緒にして、その記念品を交換して一緒に使いたいなっ」
「二人お揃いだよ えへへ、いい考えでしょーっ 」
なるほど、今やってるイベントか。それなら参加もタダだし、一緒にイベントしたら思い出になるな。
でもそれって、『プレゼント』になるのか?
いや、『プレゼント』になるように最高補正にMRして交換すればいいか。
うん、これなら俺にも優しいプレゼントだ。
「だめ?僕、一人で行くより2人で行って遊びたいんだけどな」
「誰もダメだ、なんて言ってないだろ」
俺はルシアンの手を握り直して、言った。
「一緒にイベント行こうぜ、もう始まってるんだろ」
「うんっ 楽しみだねー 早く行こうよ、早くー」
待ちきれないのか、ルシアンはもう席を立っている。まったく、落ち着きのないヤツだ。

 3月になったが外はまだ寒い。
俺はルシアンの手を握って、そのままポケットに突っ込んで歩き出した。
ブルーコーラルの遊園地を目指して。

 

忘れた頃に出てくるマキルシ

2人でいちゃつきながらイベするSSでも書きたいです