オカリナ日和っ

ネクソンのオンラインゲーム TWのルシアンへの愛と妄想を語るブログです

捻挫の後は、安静に・・・(2)

前回からのつづきものです

「動かないで下さいね ルシアン」
そう言って、ランジエは僕の制服のジャケットを脱がして、シャツのボタンを外した。
(ん・・ランジエの細い指が当たって、何だかくすぐったいや)
「あっ、ランジエ 僕、自分で出来るってばぁ・・」
僕は、恥ずかしくなって抵抗しようとしたけど
「いけませんよ、また捻ってしまいます じっとしていて下さい」
ランジエは何とも思っていないみたいに平然としている。
(あれ、僕一人だけ意識してたのかな・・・バカみたいだ)
僕は上半身裸のままランジエがタオルを絞るのを待っていた。
(うん・・・別に恥ずかしくない 何で僕、あんなに意識しちゃったんだろうな)

「熱かったら言って下さいね」
ランジエはそう言うけど、僕の顔に当てられたタオルはもちろん適温で気持ちよかった。
「ちょうどいいよ、気持ちいい えへへっ」
そのままランジエに体を預けて腕・背中を拭いてもらった。
次にランジエは僕の正面に回って、首筋から肩にかけて拭いてくれたんだけど・・・
その時にふと、ランジエの誕生日の夜の事を思い出してしまった。
(そうだ、あの時・・・僕、ランジエに触られて、変な気持ちになっちゃたんだ・・・)
何でだろう・・・自分で触ってもなんともないのに。
(また、カラダが変になっちゃたらどうしよう・・・)
僕の肩を拭き終えたランジエは、一度タオルをお湯に浸して絞り直している。
(・・うぅ・・・ランジエ、今日は触ってくれないのかな・・)

 そんなこと考えてたからかな?タオル越しにランジエの指が僕の胸の突起に触れた瞬間
「ぁっ・・・ん・・」
つい、声を漏らしてしまった。
まるで、痛くない電流が走ったみたいにじんじんする。
「ルシアン、どうしましたか?」
(あっ、どうしようランジエに変に思われちゃうよ・・・)
「ぁ・・・うん、何でもないよっ」
「何でもない、と云う表情ではありませんよ」
ランジエは不安そうに僕の顔を覗き込んでいる。
(痛そうに見えちゃったかな?・・・違うんだ、僕・・・)
「うん・・・僕ね、えっとランジエが胸を触ってくれて・・・その、気持ち・・・よくてさ・・」
「・・・っ」
(ランジエが息を飲むのが判った)
「あ、拭いてもらってるのに、変なこと言ってごめんね えへへ」
僕がそう言った直後、僕はランジエに抱きしめられていた。
「ルシアン、そんな風に私を煽ってはいけませんよ・・・」
(ん?煽るって何?)
「ねぇ、僕、やっぱり変なのかな?僕ね、ランジエが触ったとこがじんじんするん・・んぅ・・」
僕の言葉は、ランジエからのキスで遮られた。
唇を重ねるキスから、徐々に舌を絡めて、深いキスになっていく。
このキスって僕はまだ慣れてなくて、上手く出来ない上に、気持ちよくてぽーっとなってしまうんだ・・・。
「ん・・・ランジエ・・・」
ランジエが唇を離した。離れちゃうのがもどかしいよ・・・。
「ルシアン、私もあなたを前にして平常を装うのは辛いんですよ」
「ドキドキしてたの、僕だけじゃないんだね」
「恋人に触れるのは、特別なことです だからこそ、待つと約束したんですよ」

僕たちは、もう一度キスしたくて、お互い目を閉じて唇を寄せた・・・


っと、その時
『バタンっ』
と勢いよく部屋の扉を開く音と、慌ただしい足音と、そして僕を心配する声が聞こえた。
「ルシアンっ 大丈夫か」
見るとそこには・・・僕の親友のボリスが息を切らせて立っていた。
「ボっボリスっっ??」
(わっ、ボリスに見られちゃったよっ どうしよう)
「心配していたんだぞ」
どうやら、保健室に行って僕が部屋に帰ったと聞かされて、でも戻ってなくて心配させちゃったらしい。
「ランジエ、ルシアンを保健室に連れて行ってくれたそうだな」
「それにルシアンの我侭に付き合わせたみたいだな・・・風呂にでも入りたいと言ったのだろう?すまなかったな」
(うぅ、さすが親友、その通りだよ・・・あ、でも変に思われなくて良かった)
僕とランジエのことは秘密だもんね。
予想外のボリスの登場に唖然とする僕を他所に、ランジエはすぐに僕にシャツを着せてくれた。
「かまいませんよ、当然のことをしたまでですから」
(ランジエ・・・少し声と笑顔が引きつってるよ・・・)

「部屋に戻るぞ、ルシアン」
そう言ってボリスは僕に肩を貸そうとしてくれた・・・けど僕が『ありがとう』って云うより先にランジエが
「そうですね、ではこれをお願いします」
そう言って僕のカバンをボリスに渡していた。
僕はランジエに支えられて自室に戻ることになったんだ。
最後にキスできなくて、やっぱり残念だったけど・・・
でもランジエに支えられて、ランジエの体温が感じられて何か幸せ。

 別れ際、ボリスが部屋の鍵を開けてる時に、僕の頬にチュッと軽いキスをくれた。
「早く治して下さいね」
そう言われて、僕は赤くなった顔を隠すように部屋に戻った。
(最高の治療薬だよ、捻挫なんてすぐ治っちゃいそうだ・・・)

 

長くなってすみません 読みにくいね(´・ω・`)

空気の読めないワカメ登場☆ミ

 

その後

「・・・空気の読めないワカメですね なら空気吸えないようにしてしまうか・・・・」                                       そうランジエがボソっとつぶやいた様な気がしたけど・・・                            でも気のせいだよね。                                        うん、ランジエはサイレンサーの手入れを熱心にしてるだけだよね。                  (僕もレイピアの手入れしなくちゃ)                                   僕はランジエの隣にそっと座った。

 

ワカメ危うしヽ(・∀・)ノ